高橋 泰道(たかはし たいどう) ?

職名

 教授

研究分野

 理科教育,生活科教育,総合的な学習の時間,
 自然保育教育,環境教育,エネルギー環境教育
(研究内容を詳しく知りたい方はこちらへ(外部サイト)

教員メッセージ


 小学校教員の経験を生かし,『理科の楽しさを子どもたちに伝えよう!』をキャッチフレーズに,身近な自然科学の不思議さや面白さを感じ,興味?関心をもって,問題を追求していく子どもを育てるための教材開発や指導法等の研究に取り組んでいます。
 実際には,地域の自然に直接触れて教材研究をすると共に,小学校?幼稚園の授業の様子を観察し,指導のあり方や保育のあり方について学んでいます。また,ICTを活用した授業,プログラミング教育についても取り組んでいます。

主な担当授業

?生活(2年次秋学期)

小学校生活科という教科の理論的?歴史的な背景を教育学の立場から理解し,生活科の授業を構想?実践するために必要な知識を学びます。生活科が保幼小接続を担う重要な科目であることをふまえ,幼児期と児童期をつなぐ教育に関する近年の実践や研究の成果からも学びながら,生活科の内容?方法とその意義の理解を深めます。

?初等理科教育法(2年次秋学期)

小学校理科における学習指導のあり方,実験?観察方法の習熟とその指導の方法,教材研究の方法,問題解決の授業の設計や評価のために必要な理論と方法について,講義と演習(グループワークや模擬授業,予備実験など)を通して,実践的な理解を深めます。

小学校における理科支援に関する活動を 行っています

観察?実験活動を中心とした小学校理科出前授業

この度の学習指導要領改訂に伴い,小学校理科教育においても,○理科で育成を目指す資質?能力を育成する観点から,自然に親しみ,見通しをもって観察,実験などを行い,その結果を基に考察し,結論を導き出すなどの問題解決の活動を充実 ○理科を学ぶことの意義や有用性の実感及び理科への関心を高める観点から,日常生活や社会との関連を重視などが改訂のポイントとなっており,問題解決活動の充実と学んだことを活かした「活用」の授業の在り方が課題となっています。 そこで,地域の教育力を高め、より良い教育環境づくりを推進することを目的として,近隣の小学校において,小学校理科授業における観察?実験活動の充実(児童の理解力向上)と現場教員の資質(指導力)向上を図ると共に,小学校教員養成の一環として本学学生の理科指導に関わる資質(指導力)向上に寄与することを目的として,保育教育学科学生と共に観察?実験活動を中心とした理科の出前授業を実施しています。

プログラミング教育?ICT活用教育の授業実践支援

小学校では必威体育_必威体育app-官网2年4月より新学習指導要領が実施され,プログラミング教育が開始されました。プログラミング教育は,情報活用能力育成の柱の一つであり,小学校においては,「児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動を各教科等の特質に応じて計画的に実施すること」と規定されています(文部科学省,2018)。しかし,実際に実践する上での教材は高価で,各小学校で揃えることが難しい状況です。 また,GIGAスクール構想により,各小学校に一人1台のタブレット端末が配布され,ICTを活用した教育の充実が進んでいます。 そこで,本学の教材を島根県内の小学校に貸し出し,6年理科「電気の利用」の単元で,プログラミングの授業実践を支援しています。 また,県内の小学校において,ICTを活用した教育の充実と現場教員の資質(情報活用能力?指導力)向上を図ると共に,小学校教員養成の一環として本学学生のICT活用教育に関わる資質(指導力)向上に寄与することを目的として,保育教育学科学生と共にICTを活用した理科を中心とした出前授業も実施しています。